方法

昨年始めた作品についてIさんに話す。

 

作品について話すことは作品の存在を強化していく行程であると考えている。

その上で話します、と前置きした。

 

はなし終わって、Iさんに「これを録音したらどうか」と言われた。

また、「話すごとに言葉が変化する差分がある。その差分が大事なんじゃないか」とも言われた。

 

なるほど。

この作品について書面にしようとしたらまた別の言葉になる。

話す度に違う言葉になるし、相手との対話で別のところに広がっていくこともある。

 

とても単純な設計だけれども作品の本体は存在してゆけるようになっている。

けれどその存在をどうやって人々に知られていけばいいのか、そもそも知られる必要があるのか、

等はまだ手探りで、今考えているのは数人の人にその内容を話すということだった。

 

録音のアーカイブをとるのはいいかもしれない。

公開するかどうかは別として、事務的手続きのように、役所仕事のようにして録音をしてみようかと

思った。